2008年02月26日
23日からうちの奥様が、強度の頭痛と吐き気に見舞われて実家で静養中です。 おねつっつ(我が家で「発熱」を指す医学用語)はないものの昨日から何も口にできないらしく心配です・・・
いつもならこういう時には一緒に実家へ行くのですが、洗濯物がたまってたり、帰りが遅すぎたりで一人で寝起きしていました。
こういう独身状態は気楽かなぁと思いましたが、(おおっぴらに酒が飲める、ヨメ秘蔵のお菓子を食べる、買い食いをする。など)着替えを届けたり、風呂だけ子供と入ってまた服に着替えて寝かしつけたら帰宅して洗濯して干してと、やってたらいつもより大変です。 まぁ本人が一番苦しそうなのでそのくらいは大丈夫なんですが・・・ 早く良くなって欲しいです。
最近読んだ本
『スキップ』 北村薫(新潮社文)

今更ながら北村薫です。 ずいぶんメジャーな作家さんですが、初読はつい最近です。 気にはなってましたがなんだか機会がなくて。
今回エンディングに少し触れます。未読の方はご用心下さい。
『時と人』3部作の1作目。 昭和42年高校2年生の一ノ瀬真理子は、体育祭から帰って部屋でうたた寝していたが、目を覚ますとなんだか様子がおかしい。 いつの間にか知らない部屋に居て窓の外は見慣れない大都市の風景・・・。 1階に下りて見ると玄関から同年代の少女が帰宅する。
混乱しながらも、ここがどこかなぜここに居るのか尋ねると、「ふざけてるの?、お母さん。」
17歳の真理子が25年後42歳の自分へ飛んできた。 職業は高校教師、3年生の担任。 同業の夫の指導を受けながら年上の教え子たちとの学園ドラマが始まる。
いや~いいですね。さわやかな世界観であり、それでも読み手の心をぐいぐいと惹きつけるところは素晴らしいです。 著者の文章はすごく良いと聞いていましたが、よく分かりました。 こういう書き物をしていると影響されそうなくらい。
若干設定に無理があるかなとは思いましたが(だっていくら夫が同じ教師だからって、いきなり自分より年上の生徒を教えられるものじゃないでしょう)、それでもこのスィートな雰囲気は読んでいて心地良いです。 特に生徒との学級日誌でのやり取りは、ほのぼのとした基調に少しのハーブを効かせた(ミントを連想しました)感じ・・・>わかりにくいわ!
それでも、甘いだけでは終わらない。 旧友と現在で再会し、どうしようもない時間のギャップに打ちのめされた真理子は、『大人』になる決心をする。 「17歳の一ノ瀬真理子」ではなく「42歳の桜木真理子」として。 この心のゆれをなぞってみて生まれた感情が、物語をただの甘ったるいものから一段の透明感を醸してくれたと感じました。
それにしても女性の描写がうまいな~と思います。 デビュー当時覆面作家(プロフィールを非公開にしていた)の頃、北村薫=女子大生作家説が広まっていたという話も納得できます。 近い名前に高村薫氏がいますが、あちらは女性なのに、ハードな男の世界を描くのがうまいですね。 面白いものです。(福本)















